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ノートを知るNote

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111-1
作者:和田秀樹  出版社:学習研究社  出版年:2005年6月 

『和田式 書きなぐりノート術』

「書きなぐりノート」のきっかけは、「暗記数学」だった

「はじめに」より
自分で言うのも気が引けるが、私の字はひどくきたない。ノートをとるとき、なんでもかんでも相手のしゃべったことを書きなぐってしまう習慣から、そうなってしまったのかもしれない。

相手の言ったことを書きなぐっていく私のノートのとり方は、そもそも私が授業にほとんどついていけなくなっていた、灘高1年の終わりに始まった。それまでは、ノートなどとっても黒板を写すだけ、つまらない授業はノートなどとらなかった。

ところが、苦手の数学で自力で問題を解かずに解法パターンを暗記していく「暗記数学」の方法論に気づいてから、この「書きなぐりノート」が始まった。当時の灘高の数学の授業は、たくさんの問題を生徒に黒板で解かせて、教師がそれを添削しながら解説するスタイルである。定期テストも、その中の問題から出される。

ところが、解法を覚えるには、その解法を理解しなければならない。暗記は理解力を伴って定着するものだからだ。以前の黒板を写しただけのノートでは、復習しても理解できないことばかりだったが、教師のしゃべりを書きなぐっておくと、解法がおもしろいように理解でき、暗記はどんどん進んだ。
このころから、模擬試験や定期テストの成績も上昇し、高2になってからは、〝劣等生〟から抜け出していた。