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作者:アルコール問題全国市民協会(ASK)  出版社:アスク・ヒューマン・ケア  出版年:2000年6月 

『「家族」が幸せを取り戻すとっておきの方法 アルコール依存症〈回復ノート〉3』

「アルコール依存症」という病気を絵に描いてみると・・・

「はじめに」より
白い紙を用意してください。
「アルコール依存症」という病気を絵に描いてみましょう。依存症の人を描くのではありません。
依存症という名の「病気」のイメージを、絵にするのです。それはあなたにとって、どんな姿をしているでしょうか?

ある人は、酒ビンの中にいる怪物を描きました。
ある人は、飲んでいる人にささやきかける悪魔を描きました。
ある人は、家の中にたちこめた暗雲を描きました。
ある人は、ぐしゃぐしゃの線で紙を塗りつぶして「これが依存症という病気です」と言いました。

この病気は、飲んでいる本人にとりつくだけでなく、周囲のあらゆる人をひきずりこみます。
そして人生を破壊し、希望を打ち砕き、おたがいのつながりを断ち切ろうとする。強力で巧妙なモンスターなのです。
このモンスターに操られて、飲食者は「飲んで死ぬなら本望だ」「俺の金で飲んで何が悪い」と言います。

治療者でさえも、ときにモンスターのワナにはまって疲れ果て、仕事をやめたくなったりします。
家族は、とりわけひどい目にあわされます。
モンスターに翻弄される依存症者を目の当たりにして、「この人はダメな人間だから飲むのだ」と思いこまされてしまうのです。

自分にとって大切な相手を信じられなくなる……それは、どれだけつらいことでしょう。
信じられない相手と暮らしながら、問題を一人で抱え込み、誰も助けてくれずに孤立し、相手を責めたり自分を責めたりして、無力感と絶望でいっぱいになり……。