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作者:山元加津子  出版社:三五館  出版年:2001年8月 

『あふりか! たんぽぽノート』

自然と人との関わりや、本当の幸せってなんだろう・・・

「はじめに」冒頭部分より
日本を発って、エジプトのカイロ空港に降り立ったときは半月だった月が、アフリカを出発して日本に帰る明け方には満月になって、澄んだ空は大きく輝いていました。

半月が満月になるたった八日間、私はアフリカにいただけでした。でも時間はとても不思議です。ふだんぼんやりとばかりしている私の生活を考えれば、まるで何年もそこにいたみたいに、アフリカではさまざまなことを感じたし、いろいろなことを考えました。そしてアフリカのことがこんなにもこんなにも大好きになりました。
アフリカから帰ってからずっと熱が下がりませんでした。アフリカのなれない水で病気になったわけではありません。きっと書きたいことがあふれるように身体の中にいっぱいになって、それを言葉にして身体の外へ出してしまいたくてしかたがなかったからではないかと思うのです。
私はずっと熱に浮かされているように、いつもいつも時間があると書いていました。その間じゅう、〝早く書き上げなくちゃ、一刻も早く〟と思っていたのです。でないと熱も下がらないし、どんどん旅の細かい部分を忘れていってしまうから……。
幾晩もアフリカの夢を見ました。アフリカで買ってきた音楽のテープを聴き、動物の声の入った音楽のCDを聴きながら、私はアフリカのことばかり考えていました。
唐突なようだけど、自然と人との関わりや、本当の幸せってなんだろうということや、いちばん大切なことってなんだろう……そんなことまでこの旅では考えました。
この本は、私のアンテナで、私が感じたアフリカの日記です。