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作者:タムラ カイ  出版社:枻(えい)出版  出版年:2015年4月 

『観察力、想像力、伝える力を高める ラクガキノート術』

ラクガキにはビジネス、勉強、プライベートをもっと豊かにして、世界を変える力がある

「はじめに」より
最近、絵を描いたのはいつですか? いえ、ちゃんとした作品というわけではなく「ラクガキ」でいいんです。
どうでしょう? 「こないだの退屈な会議で資料の端っこにちょこっと」くらいだったり、人によっては「小学生の頃のプリントの裏に書いたのが最後かも……」という感じかもしれません。

そう、大人になると途端に絵を描かなくなる人が増えるのです。
では、絵を描かなくなった理由は何でしょうか? 「見たままそっくり上手に描けないから」「学校の授業で他の人と比べて自信をなくしてしまったから」「描いても誰も褒めてくれなくなったから……」そんなことを感じるうちに「自分には絵心もないし、絵が描けないんだ……」と思い込んでいませんか?
でも、みなさん子どもの頃は楽しくラクガキをしていたと思います。
実はそんな「ラクガキ」にビジネス、勉強、プライベートをもっと豊かにして、世界を変える力があるとしたらどうでしょうか……?
私は普段、会社でデザイナーとして制作や企画に携わり、プライベートではSNSやブログを通じて、自分が面白いと感じた情報を伝えたり、家に帰ると妻と子ども2人と楽しく過ごすために、あれこれ考えたりしています。そのすべてを支えているのが「ラクガキ」です。正確にはラクガキで書く絵それ自体というよりは、ラクガキによって身につく「観察→想像→表現のサイクルからなるラクガキ力」だと考えているのです。
でも、それはあなたが絵を描けるからでしょう? と言われることがあります。
実際、私は彫刻家の父、陶芸家の母の元に生まれました。小さなころからクレヨン、色鉛筆、スケッチブックが遊び道具でした。こういうと「さすが血筋なんですね」と言われるのですが、決してそういうわけではないのです。現に私もみなさんの多くと同じように、小学生のとき、クラスで最も絵の上手い子と比べられ、自信をなくして絵を描かなくなった時期がありました。
ただ、私の両親は小さいころから一貫して「上手だね」と褒めるよりも、どちらかというと着眼点や色使いなどの面白い要素だったり、絵を描いていること自体を肯定してくれたのです。これによって、私は絵を描いて得られる評価ではなく、単純に描くこと自体を楽しめるようになったのだと思います。
そんなラクガキの魅力を多くの人に伝えたいと思い、もっとも身近な手書きの機会「ノート」を題材に、本書では私のラクガキに使うアイデアや手法を解説しています。