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324-1
作者:山本直人  出版社:東洋経済新報社  出版年:2010年7月 

『マーケティング演習ノート』

マーケティングのケーススタディは「まるで解剖のようだ」とも言われるが・・・

「表紙カバー」より
「最近、自分が何を買ったか?」→消費行動を学ぶ
「近ごろ、気になる街なかの光景は?」→環境変化を読み取る
「このところ、よく見かけるあの広告の狙いは?」→企業のコミュニケーション戦略を分析する

「はじめに」より
「マーケティングを勉強するなんて、意味のないことだ。マーケティングのスキルは実践の経験の中でしか培われない」。
時おり、こうした意見を耳にすることがある。十分な実績をもつマーケターでも、このような発言をすることがあるようだ。
その指摘は、まったく誤っているわけではない。ビジネスのスキルは実践なくして培うことはできないからだ。そして、こうした人々は、マーケティングのケーススタディを「まるで解剖のようだ」とも言う。たしかに、いま、病で困っている人の前で解剖を披露しても何の意味もない。
しかし、解剖経験のない医師がメスを持つのは、それはそれで恐ろしいものである。適切な知識を得て、初めて実践の舞台に立つ。それは、あらゆる領域で求められる、成長のステップなのだ。
そのためには、基礎的な理論の習得やケーススタディによる学習、さらには実践的なトレーニングが境目なしにおこなわれるようなプログラムが求められる。
しかし、アカデミックな世界と実践の世界にはまだ溝がある。それを克服することは、学校においても、また企業社会においても共通した課題であると思った。
私は2004年から、主に企業においてマーケティング・スキル開発のためのトレーニングプログラムを立案・実行してきた。そこには、基本的な理論の習得だけではなく、自らの購買行動を振り返ったり、消費者を観察したり、メディアの情報を再編集するような内容を盛り込んだ。
それによって自分たちのマーケティング課題に対する解決策を見出すための、実践的なプランニングをおこなう。あるいは組織活性化を図るなど具体的な活動へ展開するケースも増えてきた。